六角錐トップライト — 葉山45R
六角錐の天窓を、3Dモデルからゼロで起こす。水平・垂直リング、ダイヤフラム治具、止水ブラケットまで社内で製作し、海沿いの店舗に届けた一点物。
Challenge / 課題
新素材研究所様が描いた六角錐の天窓——複雑な立体形状は通常の2次元図面では表現が難しく、施主様とも建築会社様とも設計意図の共有が困難な案件でした。
さらに屋根への設置という性質上、ガラス部のシール・止水処理で一切の妥協が許されず、海沿いという立地は塩害・風雨の影響も考慮しなければなりません。既製品には存在しない、一点物の製作が必要でした。
Our Proposal / 提案
正式な図面がないため、まず3Dモデルで六角錐の形状を起こし、施主様・建築会社様・設計者と取り合いを確認しながら設計を進行。施工前に全員が同じものを見ている状態をつくりました。
現地での位置決めがスムーズに進むよう、水平リングのテンプレートを先行して現地へ送付。工場での本製作時には垂直リングの曲げ歪みを防ぐために小径の穴で加工、各箇所の角度確認用ガバリを製作、ダイヤフラム部を基準にした治具とセンターケガキ+レーザーでの位置合わせ——治具から止水ブラケットまで、すべて社内で組み立てました。
協業するすわ制作所様・株式会社工匠常陸様(建方担当・土浦)と打ち合わせを重ね、ガラス部のシール技術指導も受けながら、採光と止水を両立する一点物として形になりました。
Process / 工程
正式な図面がない段階から3Dモデルで六角錐形状を起こす。新素材研究所様・すわ制作所様と取り合いを確認しながら、設計意図を共有。
現地で位置だしをスムーズに行えるよう、水平リングのテンプレートを先行送付。施工順序を逆算した準備段階。
実際の穴径で曲げると歪んで寸法が出ないため、実寸より小さい穴径で曲げ加工。はな曲げ部の寸法は100mmを確保。
各箇所の角度が決まっているため、角度確認用ガバリを製作。ダイヤフラム部を基準とする治具と、角パイプのセンターケガキにレーザーをあてながら仮付け。歪み防止の固定治具も自製。
実ガラスサイズ相当の板を抜いて治具に使用(センターケガキ入り)。全面に治具を取り付けた後、レーザーでガラスセンターと角パイプセンターの位置確認を実施。止水ブラケットも仮組。
工場内で全体を仮組したうえで、現地へ搬送。株式会社工匠常陸様(土浦)が建方を担当し、屋根上部の水平・垂直リングの固定、TOP部のガラス設置まで一気通貫で完了。
Specifications / 仕様
| 形状 | 六角錐 トップライト(天窓) |
|---|---|
| 構造 | 水平リング+垂直リング+ダイヤフラム+止水ブラケット |
| 主工程 | 3D設計・板金(曲げ加工)・TIG溶接・治具製作・現地設置 |
| ガラス止水 | 技術指導を受けた上での止水処理 |
| 所在地 | 神奈川県葉山町 |
| 期間 | 要確認 |
Project Team
Client Voice
図面がない段階から3Dモデルで具体化してもらえて、全員が同じものを見ながら進められたのが大きかった。細部の止水まで一緒に考えてくれる姿勢は、他社にはなかった。
建築家・設計者の皆さまとの協業実績があります。複雑な一点物でも、まずはご相談ください。