地中送電路 防水板
FLOOD
BARRIER
対象ペルソナ:①田村(既存設備の置き換え検討)・③吉田(稟議材料)
[ 03 ] 電気事業·インフラ

Flood Barrier

地中送電路 防水板

豪雨から、
街の電気を守る。

ゲリラ豪雨による地下浸水と、油圧押上式のメンテナンスコスト——ふたつの課題を、ジップチェーンのスライド式に置き換えて解いた試作機。止水性能試験をクリアし、現在量産見積提出中。

業界
電気事業
機構
ジップチェーン式
ステータス
量産見積提出中
期間
要確認

Machines Used / 使用した加工機

この案件で動いた、5台。

CHALLENGE

Challenge / 課題

地中の送電路に、
水が入るとどうなるか。

地中送電路のうち、トンネル工法で構築された設備には、地上から孔内に空気を送るための換気口(グレーチング)が設置されています。近年のゲリラ豪雨によって、この換気口から地下に水が侵入し、排水に多額の費用を要する事態が発生していました。

現状設置されているのは、下からゴム板を押し付けるタイプの浸水対策装置。ゴミが詰まって機能しない事例が発生し、さらに油圧式であるためメンテナンスコストも高い。排水費用とメンテコストの二重負担が、顧客の抱える課題でした。

「改良策、もしくは新たな発想による商品開発」——それが最初のご依頼です。

PROPOSAL

Our Proposal / 提案

押し上げる、ではなく、
スライドさせる。

従来の下からの押上式は、構造上、換気口の直下にゴム板の退避スペースが必要でした。豪雨時にゴミが入ると機能不全になるのも、この構造ゆえです。ここを、ジップチェーンによるスライド式に置き換えることを提案しました。

ジップチェーン方式は、格納時は扁平のリンクで省スペースに収まり、展開時だけ剛直な柱状を構成します。これにより、換気口まわりのスペース制約を解消しつつ、油圧不要のためメンテナンスコストも大幅に低減。大掛かりな保守作業は不要になりました。

装置設計・電気/制御設計・板金・溶接・機械加工・組立・電装——全工程を社内で対応した試作機は、止水性能試験を満足いく結果でクリア。現在、量産見積を提出している段階です。

地中送電路 防水板(動画準備中)
Watch · ジップチェーンスライド方式の動作
動画 準備中
PROCESS

Process / 工程

現状分析から量産準備まで、
6つの工程。

01INVESTIGATE

現状分析

既存のゴム板押上式が、どの状況で機能不全を起こすのかを現場ヒアリング+構造分析から整理。油圧メンテナンスの実作業内容とコスト構造も並行してヒアリングし、置き換え機構が満たすべき要件を明文化。

写真:現場調査
(※追加予定)
02MECHANISM

ジップチェーン機構設計

押上方式からスライド展開方式へのシフト。格納スペースの最小化と、展開時の剛性・止水面の密着を同時に成立させる機構を3D CADで詰める。駆動モーター・ガイドレール・止水パッキンのトライ&エラー。

写真:機構設計 3D
(※追加予定)
03FABRICATION

板金・溶接・機械加工

筐体・ガイド部品・ジップチェーン部・止水フレームを社内の全工程で加工。レーザー切断・曲げ・TIG溶接・機械加工の連動で、工程間の待ちと仕様ズレを最小化。

試作機
04INTEGRATION

電装・制御

展開・格納の駆動制御、位置センサ、非常時のフェイルセーフまで含めた制御設計。配線・制御盤・筐体への組付けを社内で実施。

写真:制御盤
(※追加予定)
05WATER TEST

止水性能試験

試作機を組み上げ、止水性能試験を実施。満足いく結果となり、従来の押上式に対する優位性を示すデータが得られた。

写真:止水試験
(※追加予定)
06PRODUCTION

量産見積・準備

試作機の検証データをもとに、量産向けの見積を提出中。BOM・部品点数の最適化、組立工程の標準化、保守部品の整理も並行して進めている。

写真:量産準備
(※追加予定)
SPECS

Specifications / 仕様

仕様と、解決したポイント。

種別防水装置 一式(地中送電路換気口向け)
業界電気事業
機構ジップチェーンによるスライド展開式
主工程装置設計・電気/制御設計・板金・溶接・機械加工・組立・電装
試験止水性能試験 クリア(試作機)
ステータス量産見積 提出中
寸法要確認

Results

  • 01
    スペース
    押上式の直下退避スペース不要、換気口まわりを省スペース化
  • 02
    メンテナンス
    油圧式を廃し、大掛かりな保守作業が不要に
  • 03
    機能性
    ゴミ詰まりによる機能不全リスクを低減
  • 04
    試験結果
    試作機で止水性能試験を満足いく結果でクリア
VOICE
Social Proof:CTA直前。実在のコメントが取れ次第差し替え

Client Voice

押上式でずっと悩んでいた課題が、発想ごと変わった。試作機で性能試験をクリアしたときは、ようやく正面から解ける問題だと確信できた。量産見積の段階に入り、保守計画も含めて相談できる相手になっている。

電気事業 クライアント 様 (※要確認) 送変電技術部門
CONTACT

既存設備の課題、ご相談ください。 発想ごと置き換える案も、一緒に考えます。

設計から試作・量産準備まで、一気通貫で対応可能です。まずは現状の課題をお聞かせください。

029-248-2225
平日 9:00 – 17:30
または
フォームで相談する → 会社案内をダウンロード
図面なしOK
見積無料
秘密厳守
ご相談・お問い合わせ → 資料ダウンロード